仕事について
2025.11.11 │ 18:11
6年間のフリーランス経験で学んだ、スキルよりも大切なこと
スキルがない自分はダメだ。。。なんて考えている人へ。私は正直スキルが全てではないと考えております。今回はその理由をお話ししますね。
スキルが全ては錯覚です
最近、
「スキルをつけるならいま!」
「スキルが大切な時代」
といった広告をよく目にします。
高額な講座への入会を促すこれらの宣伝は、まるでスキルが全てであるかのような印象を与えます。
しかし、本当にスキルが全てでしょうか?
私はイラストやデザインの仕事を通じ、多くの方々と関わってきました。その中で感じるのは、スキルは最低限必要ですが、それが全てではないということです。
スキルよりも成果物の完成度を重視すべき理由
もちろん、仕事をする上で必要なスキルは欠かせません。イラストを完成させる技術や、Webデザインでのツール操作、コーディングスキルなどは基本です。
ただし、プロとして評価されるのは成果物です。どれだけ高度な技術を使おうが、評価されるのは「お客様に届くもの」だけ。過程よりも成果物のクオリティが重要です。
それにもかかわらず、現場ではプロセスを重視する傾向があります。
- 最新のツールや技術を使えているか?
- コードが整然としているか?
- デザインファイルが整理されているか?
などなど。
こうしたプロセスを重視するあまり、肝心の成果物のクオリティが疎かになることも少なくありません。チームでの作業では一定のルールは必要ですが、それ以上に「お客様に価値を提供できる成果物」を追求する姿勢が求められます。
なぜスキルやプロセスが重視されるのか?
日本では、ここ10年でコンサルティング業界が急成長しました。
つまり、成果物の報告ではなく、中間プロセスをうまく語るスキルが必要になったからです。
以下は10年のコンサル業の成長推移です。
市場規模の推移(2012年〜2022年)
- 2012年の日本のコンサルティング市場規模は約9,000億円と推定されていました。
- 2022年には約1兆8,281億円に達し、約2倍に成長しました。
引用元: PR TIMES
今後の成長予測
- 日本のコンサル業界は今後も年平均3.5%程度の成長が見込まれ、2030年には約1.9〜2.2兆円に達すると予測されています。
引用元: 船井総研リクルートサイト
この成長により、手を動かす技術者よりも「中間プロセスを語る人材」の需要が高まっています。IT業界で言えば、プログラマーよりもITコンサルタント、広告代理店で言えばデザイナーや運用者よりもプロデューサーやディレクターが増えているのが現状です。
こうした上流プロセスの職種では、成果物以上に「納得させるためのプロセスやスキル」が重視されがちです。整理されたコードや専門的な資料がその一例です。しかし、これが結果として「納得させるだけの仕事」を生み出している場合もあります。
ここで、スキルがあることを売れば成果が出てなくてもお客様に納得してもらえるでしょう。
このように、スキルセットはお客様に納得してもらえる材料としてとても役に立つのです。
クライアントワークで本当に大切なこと
しかし、冒頭でも言いましたが、クライアントワークで最も大切なことは、成果物のクオリティです。
クリエイターだったら、お客様が納得いくデザインや作品。
マーケターだったら、CPA(獲得単価)の改善とCV(獲得数)。
プログラマーだったら、お客様やユーザーが使いやすいUI。
これに限りますね。
もちろん知識も大切です。しかし、多くの上流プロセスの人材は知識をお客様が現状を納得いただくためのツールとして使うことが多いです。
しかし、納得させるというのは横暴な気がします。
成果物が金額に見合わないのを無理に納得させている現場が多いのも事実です。
では、今の自分の技術をどのように活用すればいいのかが問題になってきますよね。
スキルよりもホスピタリティ
私は、知識を並べたりスキルセットをお披露目するよりも、ホスピタリティが大切だと思います。
ホスピタリティというのは、簡単に言えば、お客様にとって嬉しいことをやる。ということです。
自分にとっては重要なことでもお客様にとっては重要ではないこともあります。
逆に自分によっては重要じゃないことでも、お客様にとっては重要なことも多々あります。
なので、お客様とのコミュニケーションは必須になってきます。
以下は、お客様とのコミュニケーションが苦手な人のために、ホスピタリティの事例をまとめました。
プログラマーの場合
- IT関係の用語集のnotionで作ってお渡しする
- そもそも難しい用語を使わない
- サーバー関係の話しは、事前に見やすいER図やフローチャートを作成しておく
- スマホでも見れるような資料を作る。※ブログやnotionがおすすめ
マーケターの場合
- IT関係の用語集のnotionで作ってお渡しする
- そもそも難しい用語を使わない
- プロセスをクリアにしておく
- 週次のKPI管理シートを作る
- 目標に届かない場合は前持って原因と改善点を用意する
- 無理な売上目標ではなく、現実的な目標も用意しておく
- スマホでも見れるような資料を作る。※ブログやnotionがおすすめ
Webデザイナーの場合
- ホームページ更新用のドキュメントをお渡しする
- デザイン案を最低3つ用意する
- プロセスをクリアにしておく
- ワードプレスの場合はステージング環境を用意してお客様が自由に触っていいようにする
- スマホでも見れるような資料を作る。※ブログやnotionがおすすめ
などなど
また、事例の方は別の記事でご紹介します。
自分ができることで喜んでもらえることをする
今回は、ITやクリエイターの例でしたが、他にも「自分ができることで喜んでもらえること」はたくさんあると思います。
一人会社の社長さんだったら、相談役になるとか、中小企業の管理職の方には、部下に渡せるくらい明確なテキストを送るとか。
やれることは様々です。
今の時代はAIもありますから、見やすい資料やドキュメントはすぐに作れるでしょう。
最終的にはホスピタリティで関係値が決まると行っても過言ではありません。自分がやったことに価値を感じてもらえるお客様は一生の付き合いになるかもしれません。
逆に何をやっても不満なお客様は付き合わなければいい話しです。
スキルで自分の価値を決めてはいけません。市場価値というのは、お客様へのホスピタリティの質で決まると思います。
スキルがないからといって諦めないでください。
本当に求められているものは、すでにあなたが持っているかもしれません。
投稿者プロフィール

- Webマーケター|イラストレーター
- 奈良県を拠点に活動する独学のWebデザイナー・イラストレーター。企業のマーケティング戦略からクリエイティブ制作まで幅広く担当し、「芸術と技術を使って、楽しく、おもしろく。」を信条に、ブランド価値を高めるWebサイトやオリジナルイラスト、システム開発を手掛けています。
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